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RONIN-S (3)誰も教えてくれない基本中の基本セットアップ [RONIN-S]

2019.03.06

僕はなぜRONIN-Sを選んだか?

「RONIN-S重いのハンパねー!と誰もが言う。
しかし、僕は全く抵抗はないと言っておこう。
そのデメリットを遥かに凌ぐ利便性があるからだ。
初めて使用した時点の感想は「素晴らしいジンバルだ!」
ジンバルはバランス調整が簡単にしかも確実に行えるかどうかが最重要ポイントだ。
結論から先に書くと、このRONIN-Sのバランス調整は SONY α7R3を使用しても問題なく確実にセットアップ出来ることを確認した。
使用レンズは24-70mmGMと16-35mmの2本だがアプリを使用することでストレスなくバランス調整出来る。

さて、本題に入ることにしよう。
初めてジンバルを手にする初心者にはジンバル部品をどのように組み立てて良いかさっぱり分からず不安だらけになる。
僕はそのことを痛いほど経験しているので初心者の立場に立って組み立て方法のコツを書こう。

RONIN-Sは様々なカメラに対応しているが、僕はSONYのa7RⅢを使用しての組み立て方を書くことをお断りしておく。しかし、基本は同じなので他機種であっても参考にはなると思う。

ジンバルのバランス調整はDJIのホームページやYouTubeで詳しく紹介されているのでそれを参考にして貰いたい。
今回はそれより前の基本中の基本の設定について購入予定の方々の参考になるように書いてみたい。
これをしなければバランス調整出来てもやる直すことになるからだ。
この部分を紹介している記事や動画は全くない。

1. カメラにカメラプレートを取り付ける

ronin-s1.jpg


2枚のカメラプレートの内、5x4cmの小さいプレートをまずカメラの底に取り付ける必要がある。
カメラによっては取り付ける必要がない機種もあるが、a7RⅢの場合は絶対に必要となる。
その理由はこれを取り付けないとズームレンズがRONIN-S本体と接触してズーム出来ないからだ。

取り付け位置はカメラレンズ方向に最大限寄せてネジで締めること。
これが意味するところは重いレンズを装着した時のバランスを取りやすくするためだ。
またこの位置に取り付ければレンズ交換しても位置調整しなくて済むことにもなる。

取り付けた状態は次の画像
ronin-s2.jpg


2. カメラプレート(大)を取り付ける

あらかじめカメラプレート(大)にネジ2本を差し込んでおく(次の画像参照)
ronin-s3.jpg


ネジ2本を使用する理由は重いレンズに対してもしっかり固定するためだ。
2本のネジを閉めた状態は次の画像
ronin-s4.jpg



3. レンズサポートを取り付ける
次にこの段階でレンズサポートを取り付けておこう。
ジンバルにカメラを載せた後で行うとモーターに負荷をかける恐れがあることや取り付けにくくなるからだ。
なお、単焦点レンズではレンズサポート取り付けは必要ないこともある。
僕は16-35mmレンズと24-70mmレンズを使用するので取り付けている。
ronin-s5.JPG


取り付けた状態は次の通り
ronin-s6.jpg


4. NDフィルターを装着する
これをうっかり忘れるので要注意!
もちろんレンズキャップは外すこと!

RONIN-Sに取り付けた状態は次の画像
ronin-s7.jpg


ronin-s8.jpg


これでRONIN-Sに取り付けるための準備が完成したことになる。
次回はRONIN-Sに取り付ける際の注意点について書く予定。




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RONIN-S (2)製品の第一印象と使用環境 [RONIN-S]

2019.03.04

宅配便でRONIN-Sが届き開封した瞬間、これはAppleの製品ではないか!と勘違いするほどの美しいデザインの化粧箱に驚く。そして見事なウレタン製のケースの中に整然と配置してあるではないか!

ronin1.jpg



僕はP社のジンバルをこれまで使用していたのでRONIN-Sを初めて見た時の衝撃は大きかった。なんと美しいデザイン、精巧な作り、高級感溢れる製品だろうか!
慎重に各部品を取り出した。

1. 最初に三脚(226g)。見事なデザイン、材質、仕上げに感激する。P社のジンバルは三脚は別売り。
2. グリップ(404g)を取り出す。中にバッテリが入っていて重さを感じる。
3. 黒いアクセサリバッグを取り出し中身をチェックする。この黒いポーチもデザインが良いのはもちろんのこと中身の部品も精巧に作られている印象を受けた。
4. その他の部品を取り出す。
5. 最後にジンバル本体を取り出した。ケースの中にピッタリと収められていて衝撃防止の気配りを感じる。両手で慎重に取り出すと評判通りにずっしりと重い。計量するとこれだけで1.5kgある。組み立てると2.18kg。P社のジンバルは本体重量はちょうど1kgなので2倍の重さになるではないか!

P社の2倍の重さなのにあえて僕はRONIN-Sに買い換えた。
後悔していないか?
全く後悔はない!

RONIN-Sにカメラをセットアップする前に僕の使用環境を書いておこう。

カメラ:SONY A7R3
レンズ:FE 4/16-35、FE2.8/24-70 GM
フィルター:MARUMIの可変NDフィルター(CREATION VARI ND2.5-ND500 82mm)
ステップアップリング 72-82 (FE 4/16-35に取り付ける)

次回はセットアップについて。
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RONIN-S (1) RONIN-Sに買い換えた! [RONIN-S]

2019.03.04

僕は昨年、2018年3月1日から開催されたCP+ 2018の会場でDJIの RONIN-S展示を見てそのデザインと高級感に一目惚れしてしまった。
しかし、それ以来ジンバルが欲しくて待ちきれなくなり、P社の超軽量ジンバルに惹かれて購入してしまった。少し待てばよいのに!
その使用期間はわずか3ヶ月だったが、僕はどうしてもこのジンバルに納得できなかった。

届いた商品を初めて見た時の第一印象は「デザイン悪いなー、安っぽい作りだなー」。
この製品は徹底的に軽量化とコストを押さえた製品なので仕方ないのだが、、、
また、品質にも不満な点があり愛着感が湧かなかった。
どんな点?

1. バランス設定に時間がかかる事。
海外に持って出かけたが焦点距離を変更する毎にバランス設定をしなければならない。これは当然のことだがバランス調整のし辛さにイライラさせられていた。

2. カメラをジンバルに取り付ける時の面倒さが限界を超えてしまった。
P社のジンバルにカメラを設置する時はカメラプレートのネジを緩める必要があるが、緩めすぎるとストッパーがないためにネジが落下してしまうのだ!これは致命的な欠点!
現に海外で使用時にネジを紛失してしまいジンバルでの動画撮影が出来なくなってしまった。
このたった1本のネジを紛失するだけで完全に使えなくなってしまうのだ!つまり構造的欠陥があること。

3. SONY FE2.8/24-70 GMレンズを設置するにはレンズサポートを取り外さないとバランスが取れない事。これは言語道断!より重いレンズにこそレンズサポートは必要なのに!
そのためにSONY FE 4/16-35mmのみで使わざるを得なかった。

4. 詳細な設定はジンバルをPCに接続して専用アプリを介して行なわなければならない。そのアプリの使い心地がよくない。

そうこうしているうちに遂にRONIN-Sが6月末より発売開始となった!
早速、正規契約店でハンズオンして製品の出来具合を確かめた末に購入を決断した。
人気商品らしく手元に届くまで約1ヶ月間要した。

6月に入るとYouTube動画にRONIN-Sの紹介動画がいくつも出てくるようになり期待通りの製品かもしれないとさらに興味が高まった。

P社のジンバルの最大の特徴は徹底的にコストを押さえて1kgを切る軽量化を実現したジンバルだ。
それに対してRONIN-Sは1.8kgとP社のほぼ2倍の重量と重い。
これだけ軽いと持ち運びには何の苦もなかった。片手で違和感なく使用出来る。
それなのにおよそ2倍もの重量のジンバルを購入することにしたのだ。
RONIN-Sが届いたが後悔していないか?

結論を先に言っておこう。
RONIN-Sを購入して8ヶ月経過したがRONIN-Sは買いだ!全く後悔していない!

次回からRONIN-Sのバランス設定などについて感じたことを書く予定。

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